ダリの家美術館のあと、私達は、ガラの船に乗って湾を巡ることにしました。この“ガラ号”は、ダリがガラのために買ったお城へ、ガラを訪ねるために実際に使っていたものです。ガラは、ダリの精神の支えであり、創作の源でありましたが、ダリより10歳年上であったため、ダリとベッドを共にしたことは1度もなく、ダリの欲望の処理は、別の若い女性によって賄われていたといわれますから、ダリは、ガラのためにこの近くに城を買い、ガラは多くをそこで暮らしました。最も、若い頃の二人の生活の場は、パリであり、パリの社交界が彼等の生活の場であり、ビジネスの場でありました。一般には、ガラはダリのミューズで、優秀なマネージャーであり、ダリを売れっ子にし、お金を儲けることに力を貸したとされていますが、ダリは、フィゲラスの裕福な弁護士の息子で、両親から莫大な援助と遺産を受け継いでおり、働くことなく充分、裕福に暮せる地位にあったので、日本でまことしやかに記事にされていることとは、少し趣が違っています。ま、ダリも大変才能豊かな、ヒルトン姉妹のようなものだったんですね、実は。
船頭さんのシューズに注目してください。これは、この地方、カタルーニャ地方独特のものです。ガラ号にぴったりですよね。
お金持ちのプレジャーボート。
おおお、水着の美女が・・・!
ガラ号に乗り合わせた可愛いカタルーニャの子供たち。
パパと僕。
海から見た“卵の家”。広大な庭に囲まれています。この庭のオリーブの木からの収穫だけでも、すごい収入のような気が・・・?
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