人気ブログランキング | 話題のタグを見る

祇園と先斗町

 これは、祇園の歌舞練場。「都おどり」は、毎年、春、ここで行われます。手前の甘味処に、芸妓のお稽古のスケジュールの黒板が掛けてありました。祇園一帯に居住する師匠の家でお稽古が行われているはずですので、芸妓たちは、お稽古の合間に甘いものを食べに来るこの甘味処でスケジュールの確認をするのでしょう。歌舞練場の右側向いの弥栄会館では、“ギオンコーナー”と云って、毎夜、7時と8時に伝統芸をダイジェストで見せる催しがあります。舞子さんの舞を始め、¥3,150-で7種類の伝統芸を鑑賞することができます。そういえば、学生時代にここを訪れたとき、この甲部歌舞練場の前で、腕を組んで楽しそうに歩く大川橋蔵とまり子さんに遭遇しましたっけ。髷を付けるとあの色気の目張りの効力の橋蔵さんは、背広を着て、目張りがないとほんとに普通のおっさんでがっかりしましたっけ。
祇園と先斗町_a0147890_15324973.jpg

そうこうするうちに、歌舞練場にも夜のとばりが降りて来て・・・
祇園と先斗町_a0147890_15325948.jpg

建仁寺に着いた頃には、下弦の月が。この日、建仁寺では“レクサス”の展示会を夜までやっており、スーツを着たトヨタの社員が、ものものしくVIPを迎えていました。建仁寺には、有名な「風神雷神図屏風」があるらしいですね。特別展は、4時でお終いだったので、残念、見逃しました。
祇園と先斗町_a0147890_1533574.jpg

さて、今夜は先斗町でお食事を。昨夜、T子ちゃんに連れて行ってもらった“まんざら”の先斗町店へ行くことにしました。実は、昨夜、先斗町店は満員で予約が入らなかったそうで、それで祇園店にしたのだそうです。右側は、裏手が鴨川に面しており、夏には川床を張るお店なので、お値段もそれなり。割烹着姿の仲居さんがなんともはんなりとした風情の先斗町です。人通りは多いけれど、お客の入らない店も多いらしく、客引きの姿も多く見られました。祇園よりはリーズナブルとはいえ、関東人にとって知らないところには入りずらいもの。祇園といえどもリーズナブルで庶民的だった昨夜のお店と同じ“まんざら”へ。お店の女の子も感じが良く、お薦めの居酒屋です。
祇園と先斗町_a0147890_15331320.jpg

国際会館駅の壁画(屏風絵)年中行事絵巻かな?。京都らしかったので、ご覧ください。
祇園と先斗町_a0147890_15372350.jpg
祇園と先斗町_a0147890_15373134.jpg

先斗町を四条から三条へ向う間に現れる疏水のように、見事にライトアップされたエクシブ八瀬京都、夜のエントランス。ドラマティックな演出です。
祇園と先斗町_a0147890_1537396.jpg

by ueno-panda | 2010-11-06 16:19 | 日本探訪 | Comments(0)