Bolleneの町
町の中へ入ると、左側はもぬけの殻、住人が済んでおらず、廃墟の趣。わあ、町が死んでる・・・!
唯一、右の角にあった中古の家具屋さん、東中野の”まんだらけ”のようなノリでお店張ってました。
頑張れ!
死んでる一画を通り抜け、なんとか明るい町の方へ。とっても素敵な地中海ブルーのお店は紳士服洋品のお店。でも、実は私たち、この町にはプロバンスグッズを求めるために寄ったのです。
反対側を見上げると、気になるお城。いや、教会か修道院かなあ・・・?でも、あまりに山の頂きに見えるので、なんとなく今回はこのままパス。何せ、この後、6時間もアウトバーンを走ってドイツまで戻らなければならないのですから。
手前には、教会。
教会の前には噴水。
吸い寄せられるように広場へ向います。きっと、”i" 観光案内所があるはずですから。
わあ、いきなりりっぱな市役所。
そして、あった~、あった~、市役所のまん前に、”i" 観光案内所。
早速、中に入ると、奥の方は町の歴史を説明する展示場になっていました。りっぱ!
手前のコーナーには、観光パンフレットと係のおばはん。プロバンスグッズを家族のために、ぜひとも手に入れたいダ~リン、なぜかって、この方、今回、プロバンスでラベンダーに目覚めてしまったんですね。今さらと思いますが、疲れた心身にラベンダーが心底癒しになったらしく、今回の旅行中、なにかというとラベンダーに心酔していましたね。それで、最後にラベンダーグッズを買い込むつもりだったのですが、観光案内所のおばはんに尋ねたところ、どうもこのBolleneという観光とは無縁の町には、ラベンダーグッズを扱うお店が、なんと1軒もないのですって!ここまでくる途中に覗いた、花屋さんにも洋品屋さんにも、もちろんパン屋さんにもそれらしきものはなかったのですが、ないんだ・・・この町には。というわけで、唯一、町外れのショップを教えてもらい、行ってみることに。
”i" 観光案内所を出ると、広場の屋根下ベンチでおばちゃんたちが寛ぐ、寛ぐ。
車で10分くらい、街道沿いのラベンダーショップへ。広い駐車場の奥に、ポツンとあるこのショップ。観光バスが連なって入ってくるようなノリのお店で、ラベンダーグッズというより、プロバンスのオリーブオイルや加工品が主だった品揃え。
それでも、ラベンダー色の蝉型石鹸とこんなラベンダーの香袋をgetして、
アウトバーンに乗るべく出発。
ダ~リンに、なぜ、この町に寄ることを選んだか聞いたところ、“アウトバーンに乗るのにいちばん近かった”からだそう。それに、私のリクエストに、“初めての町”ってのがあったから、条件的にはマッチしていたのでしたが、まあね、プロバンスにもこんなにも普通の、というか観光化されていない町が、しかも、こんなにアウトバーンに近いにもかかわらず、あるのですね。私は、ここでプロバンスグッズのお店を開きたくなったのでした。1軒くらいあってもい~でしょ~、ここ、プロバンスでしょ~って!