ポール・ゴーギャン展

4月12日の日曜日、バイエラーファウンデーションで開催中のポール・ゴーギャン展に行ってきました。
a0147890_22441908.jpg
ゴーギャン展は、朝10時から。まだ、朝の静謐な時間帯のリーエンにレンゾ・ピアノ設計の建物は、静かに佇んでいました。
a0147890_22450597.jpg
日曜日のバイエラーが混むことは必須でしたので、開館前に着くように行ったのですが、
a0147890_22500883.jpg
開館前でも、もうこの通り。たくさんの人が開館を待って列を作っていました。
a0147890_22502444.jpg
入場料は、30スイスフラン。高い!でも、ダ〜リンがUBSの招待券を当てたので、フリーで入場。チケットブースのご婦人。ガラスが反射してしまいましたが、金髪のショートカットがあまりにも素敵だったので。
a0147890_23232284.jpg
a0147890_22505400.jpg
画集も売っています。今回、ガイドツアーはパス。勝手に見て回ることに。
a0147890_22505814.jpg
a0147890_22510668.jpg
ゴーギャンがフランスで描いた絵もありましたが、ちっとも良くない。ただ、顔の表情だけは、タヒチの女でなくともとても表現力が豊かで後のタヒチでの画業を忍ばせる趣がありました。
a0147890_22511106.jpg
写真撮影が禁じられている絵もあり、限られたものしか撮ることはできませんでした。
a0147890_22511708.jpg
描かれた当時は、おそらくもっとビビッドな色彩だったのでしょうが、年月と共に絵の具の色が剥落しており、でも、私はそういう油絵がとても好きです。特に、ゴーギャンは、画集で見る色彩と実際の絵画に大変落差があるので、本物を見たことがないときには、大嫌いな画家でした。これほど、本物を実際に見て心惹かれた画家は、他にいません。
a0147890_22512110.jpg
ゴーギャンは、1883年、35歳のときにそれまでの日曜画家から専業の画家になることを決意します。彼は、アンリ・ルソーと並んでアカデミックな教育を受けていない日曜画家出身の代表選手のようにいわれており(少なくとも日本では)、そして、「月と6ペンス」にも、それまでの平凡なサラリーマン生活を捨てて絵を描くためにタヒチに渡ったと書かれていますが、この展覧会での年表を読んでいくと、それが間違いだということがわかります。
a0147890_22514403.jpg
ジャーナリストだった父の亡命に伴ってペルーに渡ったゴーギャンは、その地で父を亡くし、頼りの資産家の叔父も亡くし、7歳で叔母を頼ってパリに戻ります。フランスで学校を出ると17歳で船乗りになり、再び南米を訪れます。海軍に在籍し普仏戦争に参加した後、株式仲買人になって成功を収めた後、日曜画家から専業画家へ転身しますが、それは、決して、ある日、突然にサラリーマンが専業画家に転身したわけではなかった事実がこの年表には書かれていました。実は、幼少の頃より芸術に関心が深く、志はいつもそこにありましたが、経済的な要因からなかなかそこに行き着かなかったのでした。黄色い世界地図は、ゴーギャンの足跡を映し出します。
a0147890_23421202.jpg
年表を追っていくと、さらに彼の軌跡が良くわかる仕組みになっています。かなりイケてる展示手法でした。去年のセガンテイー二展も、後日、東京にやってきましたから、このゴーギャン展もそのうちに東京でも開催されるのではないかと思います。
a0147890_22534391.jpg
さて、展示を見終えると、ゴーギャングッズの販売コーナーがあります。
a0147890_22535458.jpg
これは、ポストカード。
a0147890_22535965.jpg
結構、ゴーギャンスカーフだとか、ゴーギャンバッグだとかいろいろなものがありますが、
a0147890_22554301.jpg
いちばん面白かったのは、こちら。なんと、”ゴーギャンチョコ”!これには、笑っちゃいました。
a0147890_22554887.jpg
特別展が終わると、常設展へと導かれます。アフリカの造形に囲まれているのは、アンリ・ルソー。つい最近まで、地下の修復室で修復が行われていた作品です。写真が小さくて見えないのが残念ですが、密林でライオンが血だらけの獲物を咥えている有名な絵です。バイエラーの所蔵品だったのですね。
a0147890_22555448.jpg
ジャコメテッイもありますが、この美術館にはなんといってもモネの睡蓮が似合います。
a0147890_22555988.jpg
なんか、これ、可愛い。
a0147890_22560810.jpg
何度もみている常設展ですが、何度見ても、楽しいです。



[PR]
by ueno-panda | 2015-05-24 01:00 | スイス | Comments(0)