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 さて、お肉屋さんとパン屋さんで買物を済まし、そんな私が用意したディナーは、こちら。
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そう、今晩はCold Dinner、ドイツの典型的な夕食です。伝統的にドイツでは、昼は温かいお料理をたっぷりと、夜はパンにハムといった冷たくて簡単なものをいただくそうです。で、トマトとグリーンの生野菜プレートは、あくまで私の日本風。こちらの人は、なぜかあまりこういう形で生野菜は摂らない。
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Cold Dinner_a0147890_921268.jpg そして、Friday Nightの今夜は特別、私の大好きなCREMANT D'ALSACEのSEKT、アルザスのパークリングワインです。
ラベルも素敵だけど、コルクの模様もこんなに可愛い。だいたいラベルのセンスの良いものは、美味しいワインです。それと、このCREMANT D'ALSACEは、わざわざフランスのスーパーに行かなくてもほぼドイツ全土のHieberで購入可能です。

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ケーキを焼こうかどうしようか、さんざん迷った挙句、やっぱり焼かなくて良かった!ケーキフリークのダーリンが officeからの帰りにMIGROでこんなケーキを買ってきて、うれしそうに出してくれました。ダーリンは、毎日、バーゼルのofficeに国境を越えて通っています。officeは、バーゼル中央駅のそばにあり、駅にはMIGROスーパーマーケットが入っているのです。
 これは、うちのディシュウオッシャー。ドイツのディシュウオッシャーは、大きい。というか、日本のディシュウオッシャーが小さすぎる。小人数のときには、必要ないし、ちょっと家族が増えるともう入りきらない。
8年日本で暮らした韓国の友達に、
「日本のものは、何でもちさい(これは、可愛い彼女の訛り)。ビールのコップまでちさい!」
と、先日、云われてしまった。が、その通りだ。で、ドイツのディシュウオッシャーは、大きいので何でも入ってしまう。ドイツの大きいお鍋だって洗えてしまうんだ。以前、ダーリンは、電気製品のロースターをディシュウオッシャーで洗っていたので、私も真似してそうしたら、
「なんてことするんだ、これは、電気製品だぞ!まったく考えられないことをする。ナーンセンスウ!」
と、声を大にして云われてしまったが、
「何よ、あんただって入れてたでしょ!」
と、反撃したら、なんと、
「僕は、そんな馬鹿なことはしない。するわけないじゃないか。」
と、抜かす。一瞬、私の思い違いかと思ったけど、
「いいえ、そんなことはない。私は、ここでこの目で見た!」
と、頑張ったら、やつめ、やっと認めて、
「そうだった、確かに入れた。でも、そのあと、これは、電気製品だからと思い返してやめたんだ。」
ふーん、そういうことか、ドイツでは電気製品もディシュウオッシャーに入れて大丈夫なのかと思ったのにな・・・不便!
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 日本の皆さんは、そして、あまりご存じないようだが、ディシュウオッシャーは満杯になるのを待って作動させる。だから、このうちには、ナイフなんかもたくさんある。使うごとにディシュウオッシャーに放り込むからだ。私は、祖母に、”お料理するときは、使ったそばから片付けていくんだよ。”と習ったが、ここでは、使ったそばからディシュウオッシャーに放り込めばいい。これこそ、西洋流合理主義というものよ!祖母が存命なら教えてやりたい。それから、ディシュウオッシャーは洗う時間もかかるから、おそらく水もたくさん消費するんだろうと思っていたが、日本のTVでディシュウオッシャーで洗った方が水の節約になると云っていたので、私はそれを信じることにした。
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こちらは、うちの冷蔵庫。扉に訪れた街のマグネットをくっつけてある。マグネットなんて、馬鹿にしていたのだけれど、バルセロナの友達のところで見た冷蔵庫のマグネットたちがあまりにキュートだったので、私達も真似してみた。主に、ドイツ、フランス、スイス、スペインのものだが、日本の桜と富士山、カナリア諸島のゲッコー、スコットランドの羊もいる。冷蔵庫を開けるたび、その土地を思いだして楽しい。だけど、ときどき落下する。ジタバタ日本のアクセクワークの悪い癖は忘れて、常に優雅に開け閉めしなくては・・・
難しい・・・
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昼食_a0147890_22185242.jpgこれは、ある日の私のお昼ご飯。懐かしい大好きなチキンラーメン。大好きな子供の頃の味だけど、東京の家では、まず、絶対に食べない。ところが、肉と小麦粉とクリームで疲れた胃には、なんと美味しく感じることか!日本の味は、やさしく美味しい。歳のせいばかりではないと思う。東南アジア製のインスタントも嫌いではないが、ある日を境に絶対的な違いを思い知ってしまった。日本の企業戦士が海外の食事でまいってしまうことが、今はよくわかる。


パッケージどおりに作ってみる。箸置きが季節外れなのと葱がパセリの粉末なのは、ご容赦を。
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これも、大好きな一品。外出で遅くなり、食事も取り損ねたときなど、ドイツ人も大喜び!
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マルチャンは、ドイツ人には、まだ、未知の味。
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これは、お隣の国、フランスの巨大スーパーマーケット”CORA"。決して裏口ではありません。知り合いの建築家に、「これは、裏口ですね。」と聞かれたので。中央が自動ドアになっていて、人が前に立つと開閉します。フランスはスパーマーケットまでデザインされていて、かっこいい!空がとっても青いのは、6月に撮った写真だからです。暗いドイツの冬の空ばかりでは、つまらないと思って。
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そして、これが、憧れのワインケラー。ドイツも大きなスーパーへ行くと、かなり豊富なワインをみることができますが、これほど多種多彩ではありません。特に、このCORAのある場所は、アルザスに近いので芳醇なアルザスワインの多いのが特徴です。アルザスの白に馴染むと、ボルドーなんかがやたらしつこく重く感じます。写真がないのが残念ですが、チーズやジャムの棚もすごいんです。



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ところで、いきなり下世話な話題で恐縮ですが、これは、CORAのトイレの便器です。そう、便座がありません。ここは、超新しい建物なので、最初からないんです、便座が。みんな中腰で用を足すのでしょうか?
ロンドン在住の友達が、ロンドンの新しいショッピングモールには便座がない!と云って、大騒ぎしてましたが、取材、取材とヨーロッパ各地へ飛んでいるようなことを云っているくせに、南フランスのトイレを知らないんだろうか、彼女は。
ワインも文化を計る重要な要素ですが、私は、トイレもその国の文化度の重要な指標のひとつだと思うのです。今年の夏、バーゼルから車で12時間半もかかってバルセロナまで南下しました。当然、アウトバーンを通っていくことになります。そして、当然、トイレタイムを取らねばなりません。トイレぴっかぴかのスイスのアウトバーンを抜けて、随分、走ったなとうっかり、また、トイレタイムになったら、あーら、びっくり、そこには、便座がないんです。その時、思い知りましたね、”おーここは、フランス。汚く、そして、便座のないトイレの代りに、ここには、おもいっきり青空があると。
 今夜は、コールドビーフサンドウイッチ。なぜって、一昨日の残りブローテンくんに冷蔵庫で2日ほどお休み頂いたところ、りっぱなコールドビーフに変身してくれたからです。帰ってくるなり、これを見たダーリン、
「So diet !」
そうなんです、メタボな年齢の私達、大好きなパスタ類やお酒、それに、デザートはなるべく避けるようにしているんです。
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サイドディッシュには、さらに細切れのコールドビーフにオレンジを混ぜてサラダに。サラダをサイドにした途端、あんまり食べないうちのドイツ人、なんで?
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オレンジは、Hieberで1
kg €1.99。惜しげなく使えます。ほんとうに、ドイツは暮らしやすい。コールドビーフサンドウイッチ&オレンジサラダ_a0147890_114695.jpg










ワインは、昨日の残りのBADEN Kaufmann 2008。お酒がいちばん太るんです、残念なことに。
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