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うちのダーリンは、朝、出がけに必ず、
「Don’t make nonsense ! Don't talk to strangers ! 」
と云って、出かけます。
なぜかというと、私は、ここでお話にならないようなドジなことを数々引き起こしているからです。
たとえば、Dishwasherにあせってグラスを入れようとして、誤って床に落としてしまったら、厚いガラスのコップだったため、タイルの床は欠損し・・・ ここは、レンタルアパートなので、引っ越すときには、弁償しなくてはなりません。それから、図体ばっかり大きな邪魔くさいプラスチックのチーズケースを冷蔵庫から出すときに、誤って落とし、これは、ひびが入りながら、現在もまだ使用中ですが、邪魔くさいので、私としては、捨てたいと思っている。まあ、これらは、まだ、東京で働いているとき、1週間とか2週間の滞在で、短い時間にいろいろなことをしようとした結果と、次々にたくさんのオーダーが入って、同時にたくさんのオーダーをこなそうとしていた東京のアクセクワークのくせが抜けなかったせいなので、仕事を辞めて滞在がもっと長くなった今は、随分とアクセクワークのくせは抜けたはず・・・
 なのに・・・先日、久々にやってしまったんです、これが。
これは、料理用の量りです。スマートなデザインで気に入っていたのですが・・・
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先日の初ブローテン作り挑戦時に、悲劇はやってきました。あのとき、私は必至で、ほんとうに忙しかったんです。って、すっごい云い訳ですが、そして、「Don't excuse!」って、いつも云われる・・・ううう・・・ で、いろいろ計量もしなくちゃならなくて・・・って、またまた、すっごい云い訳。で、それで、汚れた量りが目に入ったとき、一度はフキンで拭いてはみたのですが、なんだかしつこい汚れで、それで、つい・・・つい、うっかり、蛇口の下へ持っていき、洗っちゃったんです!それで、”ああ、きれいになった!”と思ったのもつかの間、”ム・・・?”なんだか、計量器くんが、デジタルな8の字をいっぱい並べて不機嫌そうにしているではありませんか!と、ふと考えたら、そーですよねー、ふつう、量りは洗いませんよねえ。私だって、東京だったら、量りを洗うようなことは絶対にしなかったと思うんです。ええ、絶対にしませんとも!汚れてたって、誰にも文句は云われないし、云われても、多分、あんまり気にしないんだと思う。それが、それがですよ、ここでは、洗ってしまう・・・洗ってしまったんです!
もう、遅い。洗ってしまったんだから。昨日も今日も、中に入り込んだ水が蒸発して、機能が戻ってきやしないかと試しているんですが、駄目!ですね。ああ、同じのどっかで売ってないかなあ・・・!
「なぜ、君は、サラダをサイドディッシュにするの?」
といわれてから、”ふーん、そうかあ、西洋料理ではサラダも一皿のうちなんだあ・・・”と考えるようになりました。日本だと、サラダはカレーのサイドディッシュが当たり前だけど、こちらでは、りっぱな一皿なんです。で、今夜はカレー、それも日本のカレー。彼は、カレーが大好き。初めて日本のカレーを食べたときは、最後にお皿をなめちゃうほど感動してたくせに、最近では、
「なんだ、カレーか。」
と、だんだん日本人化が進んでいます。

前菜のサラダ。
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メインのカレー。
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ふふ・・・、これは、S&B Dinner Curryです。でも、日本では高くて使いきれないマッシュルームを山ほど入れたマッシュルームカレー。日本のカレーは、今や中国人にも大人気。週末を東京で過ごすおしゃれな上海人も、日本製カレーを山ほどお土産に買って帰るそうです。バーゼルには、私の知る限り日本食品店はないのですが、上海出身の中国人の友達によると、日本製カレーは売っていたとしてもとても高いそう。まあ、日本食品は、特に異常に高いので、そうでしょうねえ・・・
彼女に、2パック程、プレゼントしたら、すごく感動して喜んでくれました。彼女のスイス人の夫もきっと喜ぶだろうと。
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全体では、こんな感じ。ワインは、Hieberで買ったBADEN Kaufman Gutedel 2008、BADENは、すぐ隣町。地場産ワインといってよいでしょう。テーブルワインですが、まあまあいけます。このあたりは、アルザスと並んでワインの産地。ほんとうに、皆、美味しいワインで、そうそうはずれはないんです。
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 火曜日は、唯一、隣の駐車場に青空市が立つ。隣だから、本当に便利。重い野菜や果物を、よっこらっしょと遠いスーパーからしょってこなくて済む。でも、おそらくローカルな流通を使って仕入れているので、お値段はそれど安くない。だけど、新鮮だし、地元の人や売り手と触れ合える。触れ合いが面倒なときは、スーパーへ行く。きょうは、やさしいおじさんが、八百屋で順番をゆずってくれた。1日、気分良く過ごせそう。東京では、まず、あり得ない。東京では、リタイアしたおじさんでさえ、あくせくしている。
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市は、午前6時から午後1時まで。
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寒い今の季節なので、出店はこの5軒のみだが、季節によっては、お花屋さんがいたり、私の大好きなオリーヴ売りのイタリア人のおじさん、きれいなお姉さんがホームメードのケーキを売っていることもあった。

これは、いちばん大きな八百屋さん。
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パンとハム屋。
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BIOの八百屋さん。高いけど、品質は一押し。
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肉屋さん。
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スピリッツと卵売りという不思議なお店。クロスがクリスマス気分を盛り上げてくれる。
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この赤いのが、北海道というかぼちゃ。
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この玉葱形をしたキャベツは、一体、何?
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本日の私のお買い物。最近は、調子に乗って食べきれないものを買わないようにしている。卵、チコリに、北海道種ではないかぼちゃと、この冬、初めて好物の白にんじんをお買い上げ~~~最近は、なんでもありの東京の普通の八百屋だけど、まだ、これだけは、絶対、売っていない。
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 きょうは、意を決してザウワーブローテンとクヌーデル作りに挑戦してみた。なんと、午後3時から始めて6時半までかかった!こんな田舎臭いバーバリアン料理に3時間半もかかるとは!レストランに座って10分も待たずに出てくるものなのに、実は手間と時間がかかったスローフードだったんだ・・・
ワインは、残念ながら先週の残りのBORDEAUX 2007、肉料理には合っている。
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前菜は、Feltsalatというこの辺では、どこにでも売っていて€0.99で買えるサラダ用の葉っぱとチェリートマト、玉葱のサラダ。
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そして、力作のザウワーブローテンとクヌーデル、見えにくいけど付け合わせの紫キャベツまでは手がまわらずインスタントパッケージ(下から三番目の写真参照のこと)を使用。



あまりの力作なので、簡単に手順を写真で紹介します。

この方のURLを参考にしましたので、詳しくはそちらを。
http://www.geocities.jp/deutschebaeckerin/EUKitchen/Sauerbraten.html
この人は、すごい!日本人女性でパンのマイスターの資格を取ってスイスで働いてる!
ドイツ語のレシピでは、辞書をひきひきで時間がかかるし、行間が読み込めないので、イマジネーションが働かず、失敗が多々ありますが、日本語だと楽ちん!今は、たくさんの日本人女性がブログでこういったレシピを公開してくれていますので、本当に助かります。
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デザートは、お馴染みEDEKAのクレームショコラ。いつもは、フランスのスーパーマーケットまで買い出しに行っていましたが、近くのHIEBERで買えるこれも、結構、いけることを発見。3時間半お料理してると、もうデザートを手作りしてる時間も体力もなくなってしまって・・・
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そして、うちのダーリンの批評はというと、
「クヌーデルが水っぽい。(これは、事実でした。見るからに水っぽいよねー。でも、私にしては、珍しくレシピの分量通りに作ったのになあ・・・?)ママのは、こんなに水っぽくない。でも、ビギナーだから、仕方ないか。(そうだ、そうだ、なんてったって、初めて作ったんだぞ!) 君、肉屋でザウワーブローテン用って云って、肉、買ったか?」
「ううん、牛肩肉って云って買ったの。レシピにそう出てたから。(MICHIEさんのレシピを私は、すごく信頼してる。)」
「もしかすると、肩肉じゃないかもな・・・?こういうのをつくる肉は、通常、まったく脂肪のない部分を使うんだよ。」
だとさ!
 第2アドベントのきょうは、Schross Beuggen、Schopfheim、牡鹿という名のレストラン、と近隣ではありますが、盛りだくさんの小旅行をいたしまして、夜になってもお腹がいっぱい。そこで、ペチカに火を入れクリスマスマーケットを思い出しながら、今年初めてのGluh Weine(ホットワイン)。陶のカップは、6月にフランス国境にあるE'co Museeのミュジアムショップで、ダーリンが買ったもの。
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 ワインは、そう、こんなチープなものでO.K. できれば、甘口がよい。
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 これは、去年、ラウフェンブルクのクリスマスマーケットで買い求めたグリューワイン用のフレーバリー。レモンの皮、フェネル、アニスなんかが入っている。それに、シナモンの棒。生のレモンも忘れずに。好みの濃さに水で薄めて、お砂糖も入れると温まります。
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