国境越え
気軽に国境を越えてしまい、パスポートを持っていなくとも怒られることもなく(誰に?)、なんか、これって戻るときも、きっと問題ないな、なぜなら、なぜ、国境を越えるときにパスポートを持っていないと問題になるかというと、それは、単にパスポートコントロールがあって、パスポートを人がコントロールするからなんですね、だから、パスポートコントロールがなくて、それを管理しようとする人がいない山の中なら、パスポートを持たずとも何の支障もないという単純なことを、この森で実感したわけです。それで、長年の疑問も解けました。“サウンド・オブ・ミュージック”という映画で、トラップ一家が山越えして国境を越えるシーンがあるじゃありませんか、まさに、あれ、あれなんですよ!国境だって、パスポートがなくたって、国境検問所さえなければ、どうってことないんです。こう考えていくと、人間は、人間同士縛り合って不自由な生活を強いられているんだなと思い当たるんですね。でも、某大国のような無秩序、無法、破茶、滅茶、倫理感のない国民にあっては、そういう不自由は、こちら側の身を守る術となるので、必要なものといえますよね。
さて、スイス側に入って、しばらく行くと森が拓けて草原に出ました。そして、そこには、高い高い電波塔がいきなり!タワー好きなダーリンは、撮影にもう夢中です。
広い芝生の公園では、子供たちが楽しそうに遊んでいます。
その向こうには、レストランが。眼下にバーゼルと遥かにスイスの山々を望めるテラスで、スイスの人々は優雅に朝食を取っています。
レストランと電波塔。
眼下には、バーゼル市。
その遥か向こうには、万年雪を抱いたスイスアルプス。肉眼では、もっと、はっきり見えるのですが、このカメラでは、これが限度。遥か遠くのアルプスが、はっきり写せるカメラがほしくなります。