朝のスーパーマーケットとふたつのクリスマスマーケット
東京では考えられないよなあ、でも、ここは田舎だから。私が小さいとき、小学校1年生くらいのときかなあ、ヒズメの音がするので、振り返ると若いお姉さんが馬に乗っていた。私があまりにも興味を示したせいだろうか、2度目に会ったときに、”乗せてあげる”と云った。私は、本当はとっても乗りたかったのだが、生来のシャイな性格のせいで遠慮してしまった。お姉さんは、残念そうに、また、馬に乗って帰って行った。それ以後、二度とこの親切でやさしい馬に乗ったお姉さんに会うことはなかったが、それから長い間ヒズメのような音がすると、あの時のお姉さんが再び馬に乗ってやって来た気がして、今度は絶対に乗せてもらおうと思って、でも、それからの東京のあまりの都市化のせいで、あれは、ほんとうは夢だったような気もして・・・東京オリンピックの開かれる前の東京(新宿の近く)のことです。今、思うと神宮の馬場から出て来ていたのでしょう。あれ以来、私は乗馬が大好きです。このWyhlenの近くには、たくさん馬場がありますが、私は、まだ、ドイツで馬に乗ったことはありません。ちょっと残念です。
中華レストランの隣は、ペニースーパーマーケットです。
ところで、今、クリスマスマーケットのシーズンです。ご存じのように、クリスマスマーケットフリークの私は、嫌がるダーリンにせがんで、旬のクリスマスマーケットに今年も出かけました。きょうは、ふたつ、クリスマスマーケットを梯子しました。本当は、ベルンのクリスマスマーケットに行きたかったのですが、あまりにも低い気温のせいで、スイスはもっと凍っているので、車で行くのは危険だと云われ、仕方ないので近隣のクリスマスマーケットを捜してもらいました。というわけで、30分位走ったところにある"Binzen"という村の小さな小さなクリスマスマーケットへ。ここは、きょう1日のみのクリスマスマーケットです。早速、モミの木を売っているところに遭遇。この赤い機械に木をくぐらせると、左にあるように持ち帰りが楽なように網掛けしてくれます。お値段は、ホームセンターの方が安いかな。
広場の中心には、大きなモミの木が。
市庁舎広場でマーケットが開かれています。
奥まったファームハウスの地下の集会場は、”食堂”に開放されており、スープ、飲み物、ケーキを注文して食せるようになっています。こんなにたくさんの種類のケーキが並んでいました。€1.5と、値段も格安です。ボランティアの手作りでしょう。
こちらが、メニュー。村人たちで席はすぐに埋まってしまいます。おばあちゃんが多かったなあ。
“Binzen"の村のクリスマスマーケットは、あまりにも小さいのですぐに見終わってしまうので、次はいつも日用品の買い出しに行く”Lorrach”へと移動しました。ここでも、クリスマスマーケットが開かれています。いつも行くのは昼間なので、夜は初めて行ったことになります。
クリスマスの電飾、表現が古いかな。
女の人は、いかにもGermanて感じでしょう?
クリスマスのオーナメントを売るお店。
こちらもそうです。
この花屋さんは、常設のように見えますが、実は季節ものの花屋さんなんです。夏は、美味しいイタリア人のアイスクリーム屋さんになります。冬はイタリアに帰ってしまうんでしょうね。寒い時期、いつも花屋とは限っていません。いろいろな店に変身します。Barやコーヒーショップのこともあります。