"Dinner for One"

  これは、今夜のバーゼルのフリー新聞。"Dinner for One"の記事を報じている。"Dinner for One"とは何かとダーリンに尋ねたところ、孤老の老婦人がニューイヤーズイブに、あたかもかつての親族全員が出席しているかのごとく晩餐をすることだそうだ。しかし、もちろん親族は亡くなっているので、晩餐の席には孤老の婦人と給仕をするバトラーしかいない。しかし、バトラーも心得たもので、あたかも皆が列席しているかの如く老婦人に接するのだそうだ。これは、ニューイヤーズイブの夜に、毎年、英国のTVが放送するのだそうです。
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かつて、英国に留学して以来、あの寒さと食事の不味さ、階級社会に辟易としている我身、でもね、こういう英国風ウィットの世界、とても好きです。それに、英国では、25日はすべての公共交通機関が止まり、昔の日本のお正月のように”しん”としてしまいます。そして、明けて26日はボクシングデー、この日は一家の主と使用人が立場を入れ替え、主は使用人のために仕えました。また当日、主人が箱に贈り物を入れて彼らに配ったのでボクシングデーと呼ばれるそうです。みんなが豊かに暮らすドイツと違い、階級社会の英国では、いまだに貧富の差が歴然としています。でも、ときどき取り払われるこういった垣根。これが、英国の真骨頂なんでしょうね。
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きょうは、もうひとつ付け足しの話題を。先日来、マスコミを賑わせているUBS(スイスでいちばん大きな銀行)のドレス・コード騒動。この銀行、今更ながら、接客するときの服装についてやかましく云い出し、ついには34ページに及ぶ服装についての冊子を作りました。その内容といえば、今更、そんなこと会社に指示されなくたって誰だって知っているし、わかりきったことが書いてあるそうです。例えば、男性の耳ピアスが銀行員に相応しくないとか・・・そして、その中には、下着に関する事項まで載っていて、どんな下着がふさわしいとか赤い下着は相応しくないとかまで指示が書いてあるそうです。このところ、マスコミはこぞって、このUBSの馬鹿げたドレス・コードを取り上げています。下の記事は、それをもっと風刺的におちょくっています。これも、バーゼルのフリー新聞から。
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さて、みなさんの1年はどんなでしたか?リーマンショックから続く不景気に、さらに拍車がかかったような今年でしたが、良いことがそうそう続かないように、悪いこともそうそう続くものでもないものと思われます。来年が、もっと良い年になりますよう、ここでは、除夜の鐘は聞けませんが、こちらの皆さんとカウントダウンでもしたいと思います。良いお年をお迎えくださいますよう!
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by ueno-panda | 2010-12-31 03:49 | 日常 | Comments(2)
Commented by flower-production at 2010-12-31 20:34
"Dinner for One"・・・
初めて知りました^^
日本ではなかなかこんなお話は聞けませんね~
クリスマスもお正月もガチャガチャしてますよww
pandaさんはそちらで年越しなんですね
来年もどうぞよろしくお願いいたします
良い一年をお迎えくださいね~
Commented by ueno-panda at 2011-01-01 01:07
"Dinner for One"
これは、英国特有の文化といえるでしょうね。
きょうは、大晦日。
お店は、だいたい13:00で閉店。
1・2日が土・日にあたるので、きょうの午前中ウはみんな買物に
必死でしたよ。
ただ、こちらの人はちょこまか動かないので、日本のような
慌ただしさは感じられませんが・・・
flower家のご多幸をお祈り申し上げます。
来年もどうぞよろしく!