Inzlinger Wasser Schloss
いつもは解放されている鉄の門扉が、きょうは半分閉まっています。肌寒いのでガーデンレストランには誰もいません。
お城へ入城。
門をくぐると、すぐに部屋ではなく、このような中庭に出ます。
突き当たりの扉はホテルへの入口、左手のこの重々しい扉がレストランの入口です。
レストランに使われている部屋。
テーブルセッティングはあくまでもクラシック。アペリティフに、ホルンダー風味のゼクト(ドイツのスパークリングワイン)。
アミューズに、レアに焼いたビーフが出てきました。
ダ~リンの前菜、シュパーゲルに生ハム。前菜とも思えない重い量、ああ、これだけでもう充分!
私はスープを。ロブスターのスープしか無かったので、仕方なくそれを。ロブスターがゴロゴロ入って、
しかもロブスター臭い。やっぱりね~と思ったけど、時、既に遅し・・・
暗くなりかけてきたので、スタッフが橋のたもとに灯りを入れに行きました。
ダ~リンのメイン。鹿肉にアンズ茸のソース、アプリコットにベーコンの付け合わせ。
シュペッツレが別添えで。
私のメイン、シュニッツエレにシュパーゲルのオランデーズソース。左、サイドに小さくちぎった香草入りのパンケーキ。こんなのメインがふたつあるようなものだわ!
それでも、頑張ってデザートを!ルバーブソースにエルダーベリー(ストロベリー)、バニラアイスクリーム添えベルギー風ワッフル。ふたりでひとつ。
エスプレッソにショコラ。
10時を過ぎて、ようやくあたりは真っ暗に。このSchloss Restaurant、とても美味しいのですが、なにぶんにも量が多くて・・・これほど、ソフィスティケートされた、ダ~リンも今まで食べたレストランの中で1~2を争うと云ってましたけど、かなりハイクラスのレストランでもこの量!あ~、シェフのお薦めコースにしなくてつくづく良かった!ア・ラ・カルトでこんな目に合うのだから、コースなど頼もうものなら死んでしまうわ!そういえば、隣の金髪美女なカップルは一皿しかオーダーせず、しかも男性は半分残していましたっけ。今度来るときには、一皿オーダーにしよっと。ただ、知らないレストランでは様子がわからないので、最初からそういうオーダーの仕方ができないのです。レストランによっては、一皿なんて赦してくれなかったりしますからね~ここは、大丈夫のようだし。味は悪くないので、少々お高くても、近所の食べられないレストランへ行くよりは、こちらに来ることにしましょう。ここは、スイス人も多く客層もそれなりでしたし。
そして、お城レストランに別れを告げました。
みなさん、よく、“きょうはお誕生日“だと告げるとレストランがケーキをサービスしてくれたとか書いてらっしゃいますけど、日本人並に控え目なダ~リンが”そういうことをレストランに云うのは嫌だ”と云ったので、何も無し。来る前に、お家でケーキのキャンドルを吹き消してきました!
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