沖縄 ①那覇都ホテルとひめゆりの塔
翌朝、やって来たのは、この旅のいちばんの目的地「ひめゆりの塔」・・・のはずが、
あれれ・・・?良く見ると、むむ・・・なんだ?「ひむかいの塔」って・・・?それらしいのに、良く見ると名前は違うし、それに、何より、あの映画で見知った洞穴が無い!
隣には、「すいせんの塚」。
こんな石碑も建っている・・・
むむむ・・・
でも、ここは、「ひめゆりの塔」ではないらしい・・・
「ひめゆりの塔」の逆側、手前にある「ひむかいの塔」とは、先の大戦で犠牲になった宮崎県人を祀る石碑でした。
さて、そういうわけで、レンタカーでさらに迷うこと数十メートル、「ひめゆりの塔」というサインは、いくつも出てくるのに、肝心の本家本元は、毒々しいお土産屋ドライブインの影に隠れて、見つけにくいことこの上ない!毒々しいドライブインに車を入れ、お土産屋さんで場所を尋ね、やっと「ひめゆりの塔」に到着。
ほらほら”洞穴”もちゃんとある!
この洞穴は、地元では、”ガマ”と呼ばれる天然の鍾乳洞だそうです。そして、”陸軍第三病院跡地にある”と説明書きにある陸軍第三病院とは、なんとこの”ガマ”のことなのです!
既にここに逃げ込んでいた地元の人達を追い出して、二段ベッドを入れ込み、傷病兵を寝かせ、沖縄師範学校女子と沖縄県立第一高等女学校の教師、生徒で編成されたひめゆり学徒隊を看病に当たらせた、この”ガマ”が陸軍第三病院であり、これが、沖縄南部戦線に於ける野戦病院の実態だったのでした。が~ん、ショック・・・