VITRA 建築ツアー②
この渡り廊下の上の橋は、雨が降ると自動的に降下するように設計されており、家具を隣の建物に移動させる時、雨から守ってくれます。でも、今は、壊れてしまって動かないのだそうです。可動式ってね、いろいろ問題ありますよね。
Nicholas Grimshaw(ニコラス・グリムショー)1981/1986年 ヴィトラ本社オフィスと工場のトラック用搬出口。
VITRAの家具は、こんなふうに運ばれていきます。
最新作は、SANAAのロジステイックセンター、2013年竣工。隣は、VITRAの従業員の宿舎なので、住環境に威圧感を与えないよう、また、景観を損ねないよう低層に設計されています。
このパネルによる6種類の組み合わせからなる建物です。このパネルは、この建物のためののオリジナルにして特注品だそうで、ヨーロッパ中から、SANAAの希望に沿ったパネルを作れるメーカーを捜したところたった2社しか候補がなく、そのうちのひとつに特注して作ったオリジナルなのだそうです。日本にも、こんなにオリジナルな賢い建築家がいるのですね。URLには、Factoryと書いてあるけれど、物流センターでしょ?
この扉から中に入れてくれました。
内部。ものすごく広いのです。IKEAみたい!
ヨーロッパでは、普通、オフィスに白い蛍光灯は使わないのだそうです。どうしても、この蛍光灯を使いたかったSANAAのふたりは、ドイツの建築基準法を調べて違法ではないことを確認した上で、敢えてこの色の蛍光灯を使うことに決めたそうです。これって、障子を通した光の色じゃあないかって、私、思いました。私たち日本人にとっては、ごく普通の日常の色ですよね。東京では、オフィスに普通に使います。
まだまだ、ガイドツアーは続きます。
to be continued ・・・