細い坂道を登って、私たちの目指すところはというと、ここです!レモンのお城、
レモン博物館です。
Limoneとは、レモンのこと。この町は、その昔、イタリアきってのレモンの生産地でした。しかし、南イタリアの安価なレモンの台頭と、1930年代にこの町を襲った寒波が決定打になり、Limoneのレモン産業は壊滅します。それを観光産業の発達に乗ってレモンを蘇らせたのが、現在のLimoneの町なのです。それでは、レモンのお城(博物館)へ入場です。ここで、入場料を払います。
オレンジ色のオーバル型もレモン…?
こちら、レモン。
レモン産業の歴史の展示があります。
レモン博物館から見るLimoneの町。
Limoneのレモン栽培は、崖を城壁のように堅牢な石積にしたところに、木の柱を組んで、その中にレモンを植えるという独特の作りで栽培されます。それで、このレモン博物館は”レモンのお城”と呼ばれているわけです。国道を車で走っていると、遠くに見えるレモンの畑は、ほんとうにお城のようです。あるいは、城壁だけになってしまったお城のようで、威厳さえ感じられます。少ない土地の有効利用と風雨からレモンを守るためでしょうか…?
ガルダ湖上から見た湖岸のレモン畑。りっぱな城壁のようです。
こちらは、レモン博物館の中のレモンの木。
壊滅前のLimoneのレモン栽培を写した写真。
レモンリキュールは、北イタリアの名産品ですが、このリキュールのもとになっているレモンも今は南イタリアからのものなのだそうです。Limoneのレモンの生産量は少なく、そのほんとんどは、このレモン博物館のような観光、観賞用になっています。
さあ、それでは、レモン博物館を後に、湖の方へ降りてみましょう。
to be continued…