Tignale で Madonna di Montecastelloの後にやって来たのは、はて?村の広い駐車場?狭い道を入ってもう、ダ〜リンたら、また、道間違えた〜?と思ったら、そうではなくて、ここで、正解。
こんな村はずれの駐車場に停めてどうするのかしらん〜?あそこに教会建ってるけど、
駐車場と教会の間では、痩せた馬が草食んでるし〜
黒いのもいるし〜
でも、ここでいいんだって〜
すると、なんだかりっぱなお屋敷風の建物を指して、”あそこだよ。”って云うんです。はて?
ここは、Agiriturismoなんだそうです。じゃ〜ん!
でも、きょうはイースターマンデー、イタリア人はこぞって家族ランチを摂る日。去年、Lago maggioreのグロットで予約なしにはレストランに入ることができなかったので、きょうもどうかな〜?と思いましたが、予想に反してここは混んでおらず、あっさりテーブルを用意してくれました。
じゃーん、私たちに与えられたテーブル!奥のケラーには、イタリア人の大家族が2組。向かいのテーブルには、親族と思われるカップル2組とその息子。意外に空いています。
地モッピーではないので、差別されるかな?と思いましたが、そんなことは全くなく、福よかな女性陣に若いハンサムな感じの良い男性が素晴らしいサーヴィスを提供してくれました。親切な彼が教えてくれたメニューに従って、私は、食べてみたかったイースターのフルコースを注文。
前菜、ナスのグリル、チキンの串揚げ。暖かくて優しい味、これ、最高!
サラミ、生ハム、チーズの盛り合わせ、フレッシュで美味しい!
ラビオリ。美味しい!
リゾット。赤い色は、ビーツ(赤カブ)。クリームに卵の黄身ソース。カラフルな色合い、濃厚なソースで美味。とっても美味しい!
麦のような雑穀のチーズ乗せ。う〜ん、ちょっと微妙。無くてもいっか…
そして、メイン、真ん中がウサギ肉、右が山羊。この地方では、イースターには山羊が欠かせないらしい。隣のテーブルも山羊を食べていました、これが、最高とかなんとか云いながら。でも、山羊はちょっと臭かった。左は付け合わせのポレンタ。
これが、私の頼んだイースターのフルコースメニュー。もう、お腹がはちきれそう。
ダ〜リンは、魚を注文。多分、Garda湖の淡水魚。
付け合わせのポテト。
デザート。セミフレッドとパネトーネ。
締めのエスプレッソ。二人でコース料理を頼まなくて良かった。イタリアできちんと食事をしようとすると、半日は必要です。そして、この夜は、夕食は食べられませんでした。夜になってもお腹が空かない!
ここの農家レストランは、アグリツーリズモになっていて、静かな自然の中でそれはそれは素敵なところでした。
私たちのテーブルは、半地下でしたが、
入口を入ったところにもテーブル席があり、
昔、農家だった頃の名残と、
素敵な前庭、
WCが外なのですが、その右には、宿泊施設。
奥にはいって行くと
素晴らしいコートヤードがあります。
ここは、標高も高いので、暑い夏を涼しく、静かに過ごすにはうってつけです。こういう夏の休暇の過ごし方もありかな?と思いました。ただし、慣れない山道狭い上に急峻で、イタリアの小さな村に辿り着くのは、結構、大変です。Tignaleは、古代ローマ時代からの流れを汲んで、歴史上、重要な位置にあります。また、Trento とBrecia に挟まれ、第1次世界大戦の前はオーストリア、その後はイタリアに併合されるといった歴史に翻弄されたところでもあります。
帰りにみた風景。